福岡市中央区平尾の心療内科 「平尾駅心療クリニック」
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Q.時々、何となく気分が落ち込むことがあります。うつ病ではないでしょうか。うつ病の初期症状は、どのようなものですか?(博多区・山本さん)


A.うつ病は現在「気分障害」といわれていますが、憂うつ、やる気が出ない堂々巡りで悲観的なことばかり考える−などの初期症状に加え、不眠や食欲不振、便秘といった身体症状を伴うことが多いです。
健康な人でも、嫌なことがあれば多少は気分が憂うつになり、眠れなかったりするものです。しかし前途するように体も心も優れず、自分本来の調子でない状態が二週間以上続くなら、早めに専門医に相談しましょう。
また何となく体の調子が悪く仕事や家事がはかどらなかったり、生活のリズムが崩れ、内科で検査しても異常がない場合は、自分の精神状態に目を向けてください。
うつ病の最も軽い症状は「楽しくない」こと。「ここ一ヶ月間、全く笑ってない、楽しいことがないな」と気付いたり、何かの失敗から立ち直れずに一ヶ月以上、一人でくよくよ思いつめている場合などは、軽いうつ症状かもしれません。
うつ病は、頑張りが度を越えて脳が疲れ過ぎたため、精神的エネルギーが極度に低下した状態です。きまじめな頑張り屋さんに多いといわれていますが、誰でもかかり得る病態です。
肝心なのは早期発見、早期治療。軽症のうちに治療を始めるほど、その後の回復も早く、順調です。病気を我慢して長期間、通院をためらったり、仕事や家事をこなすため、さらに頑張ろうとすると悪循環に陥ります。家族や周囲の人が早めにうつの症状に気付いて通院をすすめたり、ゆっくり休養をさせてあげることが重要です。叱咤激励は時に逆効果にもなりますから気をつけましょう。
以前は、うつ病のことを「心の風邪」といいました。体の風邪と同じように、心の風邪も、睡眠や休養、食事を十分に取り、薬(抗うつ剤)を服用すれば回復していきます。
よく眠れる、おいしく食べられる、便通が良い−というのが、体の三本柱。心の健康のためには、これらに加えて「楽しいことがある」という四本柱を持つことが大切です。
趣味やサークルの仲間、学生時代の友人など、職場以外の人間関係が多いほど生活の幅が広がり、楽しみも増えます。人間にとって仕事(役割)は片方の車輪にすぎません。よく遊ぶこと。二つの車輪がそろって初めて心の健康が維持できます。

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